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『イワンのばか』

学生の頃 課題の1冊として初めて手に取った短編児童文学書
あれから20年弱の年月が経ちましたが

学生を卒業の折
転職の折
引っ越しの折

ふと思い出したように 気になって読み返している
トルストイ作 『イワンのばか』

 

 

 

小学校高学年生になれば 十分読みこなせる
文章と量です

ただ 私には 初めて読み終わったときのモヤモヤ感
書いてある内容は理解するものの
どうしても腑に落ちないものが 残ってしまう…

そんなわけで ふと思い出したように
時折本棚から取り出して 読み返します

時には 以前分からなかったことが理解できることもあり
時には 以前気にならなかったことが理解できないことに気づいたり

最近またもや読み返して
改めて考えてみました

「どうしてこんなに腑に落ちないんだろう?」

一つだけ分かったことは
イワンの幸せが 自分の思い描く幸せと合致しないからだってこと

 

お人好しすぎるイワン
好き勝手に悪態をつく 二人の兄・兄嫁の言動にも
笑顔で返して受け入れてしまいます

悪魔のいたずらには引っかからずに
反対に懲らしめてしまうのですが
力も金銭も否定した形で幸せに収束するエンディングが
どうしても納得できないでいます

 

まだまだこれからも 読み返してしまうお話です

 

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