草創期から現在

さつまホーム立ち上げる

勤めていた大手のハウスメーカーを退社して父の会社を継ぎ、注文住宅専門会社としてさつまホームを立ち上げたのは、平成8年(1996)のことです。私はここで、大手の住宅会社ではできないこと、つまり地元を知り尽くした上で、みなさんの細かな希望を叶えたり、地域性や環境を理解した家づくりをしていこうと決意していました。

生まれ育った豊中で仕事をするからには、地域のみなさんに喜びを与えられるような会社にならないことには意味がありません。どうやって喜んでもらおう?最初に考えたのは出来る限り抑えた価格で、品質の良いものをつくるという家づくりでした。

このコンセプトは多くのお客様に喜んでいただき、おかげ様で会社も順調に発展してくることができました。でも、そんな中で私は徐々に「何かが足りない」と思うようになりはじめたのです。
求めていたのは“未来”に希望を見出すための家づくり

 

求めていたのは
"未来"
に希望を見出すための家づくり

何かが足りないという思い、その答えを見出そうと、私はかなり長い間もがきました。最初はデザイン性を高めれば良いのかなと思い、試行錯誤してみましたが、どうもそれだけではなさそうです。私の中のモヤモヤに答えが出ません。

そんなある日、私は出張先の台湾で偶然、無添加住宅の秋田憲司社長に出会いました。秋田社長から地球環境の問題と住宅についてのお話を伺ううち、私の中を稲妻のようなものが鋭く走り抜けました。そうだ、足りなかったものは"未来"だったと悟ったのです。

品質が良く、価格を抑えた住宅は、"いま"お客様が求めておられるものです。けれど"未来"のことを考えた時、本当にみんなに喜んでもらえるものは何だろうか。そうなると時間も空間もぐんと広げた中で、ものを考えなくてはなりません。私たちの子や孫、さらにもっと先の世代の時代にまで残すことができ、みんなに慈しんでもらえるような家。化学エネルギーを出来る限り使わず、地球環境を汚さずにつくることができ、壊す時にも汚染物質を出さない家。

そうだ、目先のことよりも未来に向けて家をつくろう。そう思った時、私の中ではっきりと目標が定まりました。無添加住宅に取り組むのは、私たちが出会うことのない未来の子供たちのため。そして地球のどこかの、見たこともない場所で、生き物たちを育んでいる豊かな森を守り続けるためです。

不思議なことに、そう思うようになってから私の考え方はどんどんボーダーレスになっていき、どの国の人も地球という美しい星に生きているかけがえのない仲間という思いが、ごく自然に胸にしみこんできたのです。

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