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石井 登 石井 登

重要文化財に触れてきた

2019/08/31(土) 設計日々のこと

皆さま、こんにちは。

私は先日、名建築物を観たくなり

以前東京で「自由学園明日館」を観て

感動したのを思い出し、

近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトの

設計した建築物を観たいと思い

旧山邑家住宅(ヨドコウ迎賓館)に

行ってきました。

旧山邑家住宅とは、兵庫県芦屋川沿いの小高い丘の緑の中に建つ瀟洒な住宅で灘の酒造家の別邸として設計されました。

竣工したのは1924年(大正13年)と

95年前になります。

避暑を目的として建てているので、

まず風通しが考えられていました。

デザイン・換気・採光に考慮して、

明る過ぎず、丁度いい明るさで

落ち着いた部屋、そして各所にも設けられた

窓から見える緑と、明かり。

そして、洗面、お風呂を見ていると、

あれっ?蛇口が二つ並んでいる。

なんと、お湯が出る蛇口があるではないですか。

こんな昔にお湯が出るとはと驚きました。

そして、最上階の食堂に行くと、

大阪湾が見渡せる景色。

大正時代と今では大いに景色も

変わったでしょうが、

当時は当時で美しい景色が

目に飛び込んだことだろうなと思いました。

食堂の天井も勾配天井になっていて、

天井に付く小窓から入り込む明かりと

上から降りてくる照明。

厨房に行くと料理のためのカマドが無い?

設備について洗面から始まり疑問が。

実は、オール電化住宅だったのです。

電気が普通に供給されていない時代に

何故?自家発電?

違いました。

なんと、近くを通る阪神電車から

電気を分けてもらい、

家まで電気をひきこんでいたそうです。

灘の酒造家、山邑家凄い。

巨匠の設計した名建築を阪神地区にいると

すぐに観に行け、美しい物を観て

リラックスでき感謝した一日でした。

良いものには、直接触れることで

より伝わることが多いと思います。

弊社では、直接触れていただくための

「体感モデルハウス」がございます。

お電話していただければ、

ご案内させていただきますので、

お気軽にお尋ねください。

お待ちしております。

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