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社長 自己紹介

震災に見る、家づくりの問題

2014/02/25(火) 日々のこと

皆さんこんにち は、さつまホーム の新留です。

お元気ですか?風 邪などひきやす い時期ですのでご注意ください。

さて、今回は「震 災」についてで す。311日で東北の震 災から3年がたちます。早いものです。
今でもテレビで見たあの車が押し流されていくシーンを思い出します。
まるで映画の様でしたが、あの映像の中で多くの人が巻き込まれなくなっていったことを 考えると本当に心が痛みます。
未だに震災復興はつづいていてまだまだ問題があるようです。特にひどかった海岸線については、町を高台に移転する計画などで まだまだのようです。
福島県においては、原子力発電所の放射能の問題などまだまだ解決には時間がかかります。
今回の数多くの問題は、家を作るときには検討をしなければいけないことがたくさんあります。

問題を整理します。地震の問題、津波の問題、これは立地の問題とも言えます。原子力発電の放射能汚染の問題これは、環境汚染の問題と考えることもできます。
実は、この種の問題は今まで自然災害と片付けてしまい、住まう者の責任の範疇におかれていた部分です。
正直言うと一般の企業が自然災害の責任や二次的責任を持つと、会社はひとたまりもないというのが正直なところです。保険でさえも特別な扱いをします。

そうなれば、その想定のもとで安全を自分で守る事前準備が必要です。
まず、住宅の地震に対する備えです。特に大阪は、阪神大震災を経験しています。
したがって、構造物については、計算上もこのレベルを超える強さがあります。
どちらかというと、地震の後の二次的問題、特に火災について注意が必要なようです。

2番目に津波ですが、これはすなわち立地が重要です。自然災害と立地の関係は、行政もその調査とデーター収集に力を入れています。
立地につ いては、海抜、地耐力、液状化危険度、斜面地に地層(地すべり危険地域)などを調べる必要があります。立地はこちらが動くしかないのが現状です。

最後に環境汚染の問題があります。放射能は、本当に難しい問題で特別な要素もあります。見方を変えると空気汚染をどうするかという問題なのです。
中国から飛来のPM2.5などは、皆様にも直接関係する大気汚染になります。高度経済成長の日本もこの問題の解決に何年もかかっています。より深刻な問題です。
現在、住宅においては、高性能のフィルターついた換気システムをつけることで室内の空気環境だけでも守ろうと動いています。

今回は、問題の提起のみの話になりましたが、 今後解決を必ず行わなければいけない課題になります。
住まい手の責任だけではなく、施工する側も真摯に解決すべき努力が必要と考えます。

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