現場品質

現場品質

 

現場の環境整備から始まる、施工品質の維持・向上

 

 

お客様の大切なお住まいを美しく、正確に仕上げるためにさつまホームでは現場の環境整備に取り組んでいます。

現場の環境整備の基本は「清掃」と「整理・整頓」。工事現場が綺麗に清掃され、整理・整頓されていることで様々なメリットがあります。
ゴミがなく材料や道具の置き場所などが整えられた美しい現場では全体が隅々まで見渡せ、細かなところもチェックができ、毎日の変化にも敏感に気づくことができます。結果的に工事の進捗や図面との整合性などをチェックしやすくなり施行品質を上げることになります。

また、毎日何人もの職人が出入りする現場では、材料や道具の置き場が整理・整頓されることで何がどこにあるか、材料が届いているか、残りの材料はいくらあるかなどが一目で分かり作業効率も向上します。ゴミや材料、道具が散乱した現場ではケガや事故のリスクも高まりますが、それもありません。

チェックがしやすくなり、材料の管理もしやすく作業効率が良い現場は施工の品質を高めると共に釘やビス1本でもムダが減りコスト削減にもつながります。

 

 


 

現場環境整備

 

主な環境整備の内容

  外部 
  • 清掃用具の設置
  • 清掃・ゴミ拾い
  • 側溝の清掃
  • GLシート
  • 足場シート
  • 水洗トイレの設置
  内部
  • 清掃用具の設置
  • 清掃・ゴミ拾い
  • 化粧柱・現し梁のクッション材取り付け
  • 床・階段の養生
  • 玄関まわりの養生
  • 来客用ヘルメット・スリッパの設置

(上記以外にも実施しております)

 

 

1. 屋内の清掃・整理・整頓  

環境整備された工事現場。工事中は煩雑になりがちな屋内も作業をしていない時はこの状態が維持できるように清掃・整理・整頓に努めています。

実際の作業中の現場。清掃や整理・整頓が行われている現場では材料や道具、電源コードなどがどこにあるかが一目でわかります。特に電動ノコギリや足にひっかかることもある電源コードなどが認識できることは安全にもつながります。

 

悪い例

使わない残材が散乱し、木くずで周囲が汚れています。

足元に道具やコードが散乱して煩雑です。

使う材料と端材、道具などが散乱して足の踏み場もありません。

 

 

2. 床・階段の養生 

床材(フローリング)を施工した後は、床全面を養生して、傷や汚れから床を保護しています。

床と同様に階段もすべて養生して保護します。

 

悪い例

 

床養生はしていますが、壁際が養生されていません。

 

 

 

3. 化粧柱、現し梁の養生 

化粧柱や現し梁(建物完成後も壁に隠れずに見える柱や梁)は工事中に傷がつかないよう、クッション材で保護しています。

上棟後はすべての箇所で養生を行っています。

 

 

4. 玄関の養生 

外から人が入ってくるので汚れやすい玄関周りは人工芝生で養生します。玄関土間、ポーチを汚れから守ります。

「どうせタイルを施工するから」といって工事中はこのままのことが多いですが、さつまホームではしっかり掃除をした後で芝生養生をします。

養生後の写真。人工芝生は掃除がしやすく、また砂汚れなども目立つので維持と管理がしやすくなります。

 

悪い例 

養生はしていますが、外から砂が持ち込まれています。整理・整頓もされていないので荒れた印象です。

全く養生がされていません。

 

 

 

5. 玄関ポーチの養生 

玄関だけでなく、玄関ポーチや階段も掃除をしてから芝生養生をしています。

芝生養生後の写真。工事関係者はこの芝生の上を通って建物に出入りしています。

 

悪い例 

 

養生されておらずゴミも散乱しています。

 

 

 

6. 来客用スリッパ・ヘルメットの設置 

工事中の全ての建物には、お施主様がいつでも見学に来ていただけるように来客用のヘルメットとスリッパが設置されています。

建物の内部は土足厳禁です。ご見学の際は必ずヘルメットの着用をお願いしています。

 

 

 

7. 屋外の清掃 

 建物の外部も養生をして清掃を行っています。

外部の場合、養生していても汚れてしまうので定期的に清掃を行っています。

清掃中の様子。シート養生をしているので掃除も簡単です。

 

悪い例 

ゴミが散乱し整理もされていません。

工事中のゴミと一緒に生活ゴミまで散らかっています。

まだ使える部材がゴミのように散乱しています。

 

 

8. 建物周囲のGLシート養生 

建物の周囲は通常は土が剥き出しの状態で、雨が降ればこの土が原因で工事現場やその周辺を汚してしまいます。さつまホームではすべての現場で建物周囲をシート養生しています。

シート養生後の写真。これで雨が降っても土が靴につかず周囲を汚しません。また、ゴミなどの物が落ちていてもすぐに気づくことができるので、現場の維持管理もしやすくなります。

 

悪い例 

雨が降った後なので靴に土がつきそうです。ゴミも散乱していて印象がよくありません。

現場から土を引っ張って来て、道路にタイヤ痕が残っています。これでは近隣住民の方にも迷惑をかけてしまいます。

ベニヤ板などで養生はしているようですが、十分ではないので前面の道路がかなり汚れています。

 

 

9. 側溝の清掃 

工事現場だけではなく周辺の道路や溝も掃除をします。

 特に溝(側溝)は雨の日に現場から流れ出た砂が溜まることがあるので定期的に清掃を行います。

 

 

10. 上棟後の雨仕舞い 

上棟後は建物の周囲をシートで覆って構造材に雨がかからないように厳重に保護します。

外壁の下地ができるまではこのままの状態で雨対策をして工事を進めます。

 

悪い例 

上棟後に雨が降って建物全体が濡れてしまっています。

雨に弱い構造用合板が水浸しです。

 

 

11. 材料の養生 

屋内に運べない材料は屋外で保管しますが、その際も厳重にシートで保護して雨対策をして保管しています。

 

 

悪い例 

シートがめくれて材料が濡れています。周囲も煩雑で材料も汚れます。

シートの掛け方が足りず、材料が見えてしまっています。

 

 

 

12. 落下防止ネットの設置

上棟時から床の構造材を施工するまでは落下防止ネットで安全対策をしています。全国でも職人さんの落下事故が発生しており、時には重大な事故につながるケースもあります。お客様の大切なお住まいで事故があっては大変です。工事中の安全対策も施行品質の1つです。

 

 

 

13. 屋内・屋外用の清掃用具の設置 

現場の環境整備には道具が必須です。すべての工事現場には目に見えるところに掃除用具一式を設置しています。探さなくても、用意しなくてもすぐに使える場所に道具があることで、気づいた時にサッと掃除ができる環境づくりを行っています。

屋内にも同様に掃除道具置き場を用意しています。屋内は掃除用具以外にも工事で使う道具や消耗品部材が常に補充されて、職人がすぐに使える状態を維持しています。

 

 

 

14. バッカンの美化・整理・整頓 

工事現場に設置する工事用の産廃ゴミ箱(バッカン)も、ゴミが風で飛ばないようにシートで覆っています。

 

 

悪い例

 

バッカンが一杯で残材が横に溢れています。シート養生もしていないので、細かなゴミは風で周囲に飛び散ります。

 

 

 

15. 水洗トイレの設置・美化 

 

工事現場には工事用トイレが設置されますが、トイレの美化にも取り組んでいます。スタッフや職人はもちろん、現場見学に来られたお施主様にも気持ちよくご利用いただくためにトイレの清掃もしっかり行っています。

 

 

悪い例

 

とても汚れています。清掃されていないのがよく分かります。

 

 

 

 

新人研修

この現場環境整備は新入社員の研修でも実施しています。さつまホームに入社してからまず学ぶことは「お客様の大切な住まいが出来上がる過程を見ること」、そして「丁寧に家づくりをすること」です。
現場では清掃やGLシート、養生作業などの環境整備を行いますが、現場がしっかりと仕上がる過程では大切な工程です。新入社員は6ヵ月間の間、ベテラン現場監督と共に各現場を巡って現場環境整備に取り組み、たくさんのことを学びます。

新卒採用の学生さんには、内定者となった時期から体験として現場の環境整備をしてもらっています。

新入社員は現場の環境整備という大切な仕事で家づくりに関わっています。

 

 

 


 

現場カメラ(外部用)

 

全ての工事現場では24時間作動する監視用カメラを設置しています。担当の現場監督は別の現場にいる時でもこのカメラを使って現場の状況を確認することができます。
パソコンはもちろんスマートフォンでも映像を確認でき、カメラの角度は遠隔操作できるので現場監督が外出中でも職人の出入の状況、現場周囲の環境のチェックなどができます。また、現場の産廃用ゴミ箱(バッカン)の状況も確認することができ、ゴミ箱の入れ替え時期も適切に判断できるので、現場にゴミが溢れることがありません。

夜間でも赤外線モードで映像が見られるので現場周辺の防犯対策としても役立っています。 

すべての現場には遠隔操作可能なカメラを設置しています。

工事が始まり、仮設電柱が設置されるとカメラの設置を行います。

現場カメラは工事現場の確認と共に防犯の役割もあります。

 

 

 


 

360度カメラ(内部用)

 

全ての工事現場ではVR空間で現場を360度見える化できるシステム「Log Walk(ログウォーク)」を導入して、工事中の建物内をチェックしています。建物内の床、壁、天井など360度のVR画像で工事の進捗を確認し、図面通りに施工されているかのチェックも同時に行なっています。
職人への施工指示もこの画像と図面を併用して行い、現場監督と職人の間でより明確なイメージを共有しながら作業を進めています。 

専用のカメラで内部の写真を撮っています。

撮影された写真は360度画像に変換されて、床、壁、天井など自由に動かして必要な箇所を見ることができます。

工程ごとに360度写真を撮影し、工事中の施工間違いを予防したり、調整箇所をいち早く確認・指示できます。

 

 

 


 

工事現場用チャット(職人との連絡)

 

さつまホームでは施工管理アプリ「ダンドリワーク」を導入して現場監督、設計、コーディネーターと各種職人との連携を強化しています。
施工図面や施工中の写真、注意する事項の共有などをスマートフォン、タブレットを使ってスムーズに行うことができ、また、リアルタイムで現場の管理ができることで工事の遅れや施工間違いの予防に役立てています。

スマートフォン、タブレット、パソコンでも閲覧できます。

図面など共通の資料をすべての職人と一瞬で共有でき、図面の受け渡しのタイムラグや古い図面が混在し間違いの原因となることも防げます。

スマホやダブレットがあれば違う現場にいても外出先から画像や動画で現場の状況を瞬時に共有でき、スピーディに現場管理ができます。

 

 

 


 

職人との合同研修

 

毎年1回、さつまホームの社員と職人さんとの合同で研修を実施して現場の環境整備についての情報共有や、改善事項の検討と共有を行っています。建築に携わる協力業者さん、職人さんの間で認識の違いや取り組み方法の誤差を無くして全ての現場が美しく保たれるように努めています。  

新しい取り組みの紹介や、今後の方針なども含めて職人と情報共有します。

現場の作り方について改善事項を話し合います。

挨拶の練習なども行います。

毎年実施することで改善を積み重ねています。

 

 

 


 

工程ごとの品質チェック

 

全ての工事現場では、担当する現場監督が工程ごとに厳しくチェックを行っています。チェックには工務部のスタッフ、担当チームスタッフ、全社員が行うものもあり、お客様へお引き渡しするまでには15回ものチェックを実施して施工品質の維持と向上に努めています。 

  • 着工時検査
  • 地墨検査
  • 配筋検査
  • アンカー検査
  • 基礎完了検査
  • 足場検査
  • 土台敷き検査
  • ルーフィング検査
  • 金物検査
  • 雨仕舞検査(防水紙検査)
  • 断熱検査
  • 足場解体前検査
  • 中間社内検査
  • 工務チェック
  • 社内検査(是正後チェック)

 

地墨検査

基礎完了検査

ルーフィング検査

金物検査

雨仕舞検査(防水紙検査)

工務チェック

 

 

 


 

工事進捗の報告

 

さつまホームではお施主様との連絡に「チャットワーク」を使っています。営業、設計、インテリアコーディネーター、現場監督、合計4名の担当チームとお施主様とでグループチャットを作成し、それを使って各種連絡を行います。工事の進捗についてはそのグループチャットで現場写真を送ってご確認いただいております。 

スマートフォン、タブレット、パソコンでいつでも閲覧できます。

グループチャットでお施主様と担当チーム全員で情報共有ができます。

写真や動画、各種資料も瞬時に送受信ができます。

 

 

 

WELCOME GENBA!

お施主様はいつでもウェルカム!工事中はたくさん現場へ来ていただき、お家が完成する様子を見学してください。

 

※掲載している悪い事例の写真は専門団体から提供され、掲載を許可された写真を使っています。

 

 

 


 

さつまホームの建築工事を紹介した動画です。是非ご覧ください!

 

幸せを紡ぐ現場
〜さつまホームの現場づくり〜


オープニング


Case.01:基礎工事


Case.02:板金工事


Case.03:美装


Case.04:基礎工事


Case.05:土台式〜上棟


Case.06:上棟式


Case.07:引渡し式


エンディング